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Runner’s Story

Runner 05

河野 真子さん

13歳

走行都道府県
宮崎県

今、元気のない人に、
元気を伝えていきたい。

私は今、小学校6年生です。いろんな人に勇気を与えたいなあっていう思いで、オリンピック聖火ランナーに応募しました。あなたが頑張ることが、みんなに勇気をくれるんだよっていってくれた人がいて、うれしかったんです。それは、学校の前にいつもいる、目の見えないおじいちゃんなんですけど。登校する子どもたちにあいさつして、いろいろ元気づけてくれる。もう八十才ぐらいかな。目が見えないんで、私が車いすに乗ってることとか、わからないはずなんですが、お母さんに聞いて、それでいろいろ話しかけてくれて。

オリンピック聖火ランナーに選ばれたって知ったのは12月24日で、クリスマスプレゼントみたいでうれしかった。お父さんが決定通知をSNSにあげてたから、お父さんも嬉しかったみたいです。友達も応援に行くねと言ってくれて。聖火リレーでは、病気の人や元気のない人に、元気と、勇気と、笑顔を伝えていきたいです。やっぱり私も、友達とか、先生から、元気をもらってきたから。学校の教室は上の階にあって、車いすをおりて、階段の手すりをつたい歩きします。クラスメートやナガトモ先生が、荷物を持って、助けてくれます。ナガトモ先生はすごくやさしくて、思い出が色々ありすぎて、思い出せないぐらい。鹿児島への修学旅行も一緒に行ってくれた。お給料出ないのに、私のためにボランティアできてくれたんです。みんなへのお土産のお買い物が楽しかったな。

週一でジムに通っている。
腕の筋肉には、自信があります。

生後1カ月のときに小脳が落ちこむ合併症を発症して、唾液も飲み込めなくなりました。なので、自分のつばでおぼれる。ある日突然。大変。びっくり。1歳半まで、鼻から胃のほうまでチューブを入れて、ミルクを注入するって毎日だった。それがある日、うーんうーんって、自分でチューブを抜くようになってしまって。先生たちも困ってお手上げ。でもそのときベテランの先生が、ひょっとしたら自分で食べられる合図じゃないかって言ってくれて、ためしてみたら、ちょっとずつ食べられるようになった。先生は、私の状態があんまりだったんで、こんなに元気になると思わんかったって。奇跡って言ってます。今は週一でジムにも通ってます。つたい歩きするのに、上半身の筋肉を鍛えておきたくて。あと、使わないところはどうしても硬くなるので、ストレッチして。腕の筋肉には自信があります。

不思議なんです。それまでは入退院を繰り返してたのに、地元の幼稚園に入ったら、一切入院なし。私を気持ちよく受け入れてくれて、めっちゃ楽しくて。楽しいと免疫力も上がるのかなあ。みんなでいろんな劇をやって楽しかったなあ。かぐや姫の役もやったし、姫を月に連れて行くのを阻止する役もやった。

入院していた時
ずっと洋楽をかけてくれてた。
だから英語が好きなのかも。

英語が大好きなんです。海外の人たちと話したいっていう夢があって、英語教室だけは休みません。もっといろんな国の言語も覚えたいなあ。言葉に興味があるんです。英語の次に覚えたいのは、中国語。インターネットでスワヒリ語とかも聞いています。響きが面白い。お母さんのスマホに韓国語のアプリとか入れてもらってます。本も好きで、齋藤孝先生のシリーズは、絶対すぐ買うんです。ことわざとか、最近は、百人一首も好きで。テレビでは日曜美術館から、将棋、囲碁ってずっと見てる。アニメも、音楽番組も好き。いろんなことに興味があるんです。将来の夢は洋服のデザイナーです。

お父さんもお母さんも音楽がすごく好きで、レコード2,000枚ぐらい持ってるんですよ。なので、入院していた時も音楽をずっとかけてくれていた。ずっと洋楽を聞いてたから、英語が好きなのかも。でも今はJ-POPが好きです。お父さんは洋楽を好きでいてほしかったみたいですが、アイドルが好きです(笑)

今までずっと言い出せなかったけど……
産んでくれて、ありがとう。

小学校だと、リオさんと、アイちゃんと、ユメちゃんとも仲良し。リオさんは、入学したときに、私が車いす押す!って言ってくれて。うれしかった。うちはピアノ教室なんですが、そこにも習いにも来てくれてるんです。あんまり女の子、女の子してない子。だから「さん」づけで呼んでる(笑)アイちゃんは帰る方角が一緒で仲良くなった。ユメちゃんは、うちにも遊びに来たりしてくれて、一緒に漫画読んでる。

小学校の入学式の時、覚えてないんですが、「私、ここに来ていいのかな」ってお母さんに言ったそうです。たまたまその時、歩行器の装具が小さくなったから作り替えたばかりで、なれずに引っかかっちゃって、入場の行進をストップさせてしまった。そのときの曲が宮崎駿さんの「歩こう、歩こう」。でもね、お母さんが、全然いいんだよって。全然マサコがここに来てもいいんだよって。そんなこと思わなくていいんだよって何度も話してくれました。そしたら、リオさんみたいな友達も現れて。心強かった。小学校の先生はみんな優しいし。運動会も、美術で絵を描くのも、楽しいです。

聖火リレーをきっかけに言えることがあるとしたら……友達に、いつも仲良くしてくれて、ありがとう。先生にも、いつもやさしくしてくれてありがとうございますって伝えたい……そして、今までずっと言い出せなかったけど…産んでくれてありがとうって、お母さんとお父さんには言いたいです。

※記事は取材当時の内容になります。

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